お墓の基礎情報
墓じまいとは?費用・手続きの流れ・供養方法をわかりやすく解説
「遠方にあるお墓、この先どうしよう」「子どもに負担をかけたくない」
そんな思いを抱えている方は、実はとても多いです。
私は株式会社goennでCPOを務める新原秀崇と申します。
葬祭カウンセラーとして、日々お墓や供養に関するご相談をお受けするなかで、墓じまいについてのお問い合わせが年々増えていると感じています。
墓じまいは決してネガティブな選択ではありません。
故人との新しいつながり方を見つける、前向きな一歩です。
この記事では、墓じまいの基本的な意味から、費用の相場、手続きの流れ、そして供養方法の選び方まで、初めての方にもわかりやすくお伝えしていきます。
【この記事の結論】墓じまいの費用・手続き・供養先のポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用の相場 | 総額30万〜300万円(※新しい供養先によって大きく変動します) |
| 手続きの期間 | 開始から完了まで約2〜3ヶ月が目安 |
| 重要な手続き | まずは親族への相談から。その後、役所で「改葬許可証」を取得します。 |
| その後の供養先 | 永代供養墓、樹木葬、納骨堂、海洋散骨、手元供養など、家族に合った方法を選べます。 |

墓じまいとは?意味と増加している背景をわかりやすく解説
墓じまいとは「お墓を撤去して使用権を返すこと」
墓じまいとは、今あるお墓を解体・撤去して更地に戻し、墓地の使用権を管理者に返還することです。
お墓に納められている遺骨は取り出して、別の方法で供養します。
似た言葉に「改葬(かいそう)」がありますが、これは遺骨を別のお墓や納骨堂に移すことを指します。
つまり改葬は「お墓の引越し」、墓じまいは「お墓をたたむこと」。
多くの場合、墓じまいと改葬はセットで行われます。
今のお墓をたたみ、遺骨を新しい供養先に移す。この一連の流れが「墓じまい」と呼ばれているのが実情です。
「お墓をなくす」と聞くと、ご先祖様に申し訳ないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、墓じまいは供養をやめることではありません。
供養のかたちを、今のご家族の暮らしに合った方法に変えるということです。
墓じまいが増えている3つの理由
厚生労働省の衛生行政報告例によると、年間の改葬件数は16万件を超え、過去最多を更新しています。
20年前の約6.8万件と比べると倍以上。
この数字は、墓じまいがもはや珍しい選択ではないことを物語っています。
なぜここまで増えているのか。背景には大きく3つの理由があります。
- お墓が遠方にあり、管理やお参りが難しくなった(2026年の鎌倉新書の調査では約52.0%がこの理由を挙げています)
- 少子高齢化や核家族化により、お墓の後継者がいない
- 管理費や維持費の負担が重くなってきた
たとえば、実家が地方にあり、自分は都市部で暮らしている。
年に1〜2回のお盆やお彼岸にお参りするのが精一杯で、草むしりや掃除まで手が回らない。
こうした状況は、多くのご家族に共通する悩みです。
「自分だけがこんなことで悩んでいるのでは」と思われるかもしれません。
でも、同じ悩みを抱えている方は本当にたくさんいらっしゃいます。
墓じまいは、ご家族の未来を見据えた前向きな選択肢のひとつです。
墓じまいにかかる費用の相場と内訳【総額30万〜300万円】
墓じまいを検討するうえで、多くの方がまず気になるのが費用の問題です。
「いったいいくらかかるの?」という疑問に、できるだけ具体的にお答えします。
墓じまい費用の全体像:3つの内訳を把握しよう
墓じまいの費用は、大きく分けて3つの要素で構成されます。
総額は30万〜300万円程度と幅がありますが、これは主に「新しい供養先をどこにするか」で大きく変わります。
| 費用の内訳 | 相場 | 備考 |
|---|---|---|
| 墓石の撤去・処分 | 10万〜50万円 | 1㎡あたり約10万円が目安。立地や墓石の大きさで変動 |
| 行政手続き | 数百円〜1,500円 | 改葬許可申請にかかる手数料 |
| 新しい供養先の費用 | 5万〜250万円 | 永代供養墓、樹木葬、散骨など選択肢で大きく異なる |
たとえば、1㎡の区画のお墓を撤去して合祀墓に改葬する場合、撤去費用10万円+閉眼供養5万円+合祀墓10万円で、総額25万円程度に収まることもあります。
一方、区画が大きく納骨堂を選ぶ場合は100万円を超えることも珍しくありません。
撤去費用は、重機が入れない山の上や狭い区画だと「難所工事費」が加算されることもあります。
「見積もりの段階では安かったのに、実際は倍近くかかった」というケースを耳にすることもあるので、事前に石材業者に現地を見てもらうのが安心です。
閉眼供養のお布施と離檀料の目安
お墓を撤去する前には、閉眼供養(へいがんくよう)を行うのが一般的です。
「魂抜き」とも呼ばれ、お墓に宿っているとされる魂を抜く儀式のこと。
宗派や地域によって呼び方は異なりますが、ほとんどの場合、僧侶にお経をあげていただきます。
お布施の相場は3万〜10万円程度です。
もうひとつ気になるのが離檀料(りだんりょう)。
お寺の檀家をやめる際に包むお金です。
相場は3万〜20万円程度が一般的ですが、実はこれ、法律上の支払い義務はありません。
あくまで長年お世話になった感謝の気持ちとして包むもの。
法要1〜3回分にあたる金額が目安とされています。
「離檀料はいくら包めばいいのか」と悩まれる方は多いですが、お寺との関係性や地域の慣習によっても異なります。
不安な場合は、同じお寺の檀家の方に相談してみるのもひとつの方法です。
墓じまい費用を抑える方法
費用面が心配な方もいらっしゃると思います。
負担を軽くするための方法をいくつかご紹介します。
- 石材業者は必ず2〜3社から相見積もりを取る。
金額だけでなく、作業範囲や廃棄費用の含み方も比較しましょう。 - お住まいの自治体に補助金制度がないか確認する。
東京都の都立霊園では、合葬埋蔵施設への移動で墓石撤去費用が免除される制度があります。 - 兄弟姉妹や親族間で費用を分担する。
お墓は家族全員に関わることですから、話し合いの場を設けてみてください。 - 改葬先は合祀墓や海洋散骨など、比較的費用の抑えられる方法も検討する。
「費用が高くて墓じまいに踏み切れない」という声もよく聞きます。
でも、お墓を放置し続けることで管理費が積み重なったり、将来お子さんやお孫さんの負担になったりすることも。
長い目で見たときに、今動くことがかえって経済的な場合もあります。
墓じまいの手続き・流れを7つのステップで解説
手続きと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、ひとつずつ進めれば大丈夫です。
全体の流れを7つのステップに分けてご説明します。
期間としては、開始から完了まで2〜3ヶ月程度が一般的です。
ステップ①〜③:親族への相談から改葬先の決定まで
ステップ① 親族に相談して合意を得る
最も大切な最初の一歩です。
お墓参りはご親族全員の権利でもあります。
独断で進めてしまうと、後から大きなトラブルになりかねません。
兄弟姉妹はもちろん、普段あまり連絡を取っていない叔父叔母やいとこにも声をかけましょう。
「墓じまいを考えている」と切り出すのは少し勇気がいるかもしれませんが、早い段階で共有しておくことが、円満に進めるための鍵になります。
ステップ② 現在の墓地管理者に意思を伝える
寺院や霊園の管理者に、墓じまいの意向を伝えます。
お寺の場合は住職に直接お会いして、これまでの感謝の気持ちとともにお伝えするのが望ましいです。
電話やメールで一方的に伝えるのは避けたいところ。
何代にもわたってお世話になった関係ですから、誠意を持って丁寧にお話ししましょう。
ステップ③ 新しい供養先(改葬先)を決める
永代供養墓、樹木葬、散骨など、次の供養方法を決定します。
改葬先が決まったら、そこから「受入証明書」を発行してもらいます。
供養先を選ぶ際は、実際に現地を見学することをおすすめします。
パンフレットやWebサイトの情報だけでは、雰囲気やアクセスのしやすさは分かりません。
可能であれば、ご家族で一緒に足を運んでみてください。
ステップ④〜⑤:改葬許可証を取得する
ステップ④ 埋蔵証明書を取得する
現在の墓地管理者から「埋蔵証明書(埋葬証明書)」を発行してもらいます。
「この場所にご遺骨が納められています」という証明書です。
発行にかかる費用は無料〜数百円程度のことがほとんどです。
ステップ⑤ 改葬許可証を申請・取得する
現在のお墓がある市区町村の役所に、以下の3点を提出して「改葬許可証」を取得します。
- 改葬許可申請書(自治体の窓口やホームページから入手可能)
- 埋蔵証明書
- 受入証明書
改葬の手続きについては、厚生労働省の墓地、埋葬等に関する法律の概要に法的な根拠が示されています。
ここで見落としがちなのが、遺骨1体につき1枚の申請が必要という点です。
たとえば、お墓に3体のご遺骨が納められている場合は、申請書も3枚必要になります。
事前にお墓に何体の遺骨が納められているか確認しておきましょう。
ステップ⑥〜⑦:遺骨の取り出しから墓石撤去まで
ステップ⑥ 閉眼供養を行い、遺骨を取り出す
僧侶に閉眼供養をしていただいた後、遺骨を取り出します。
お墓の中に水が溜まっていたり、骨壷が劣化していたりすることもあるため、取り出しは石材業者に立ち会ってもらうのが安心です。
取り出した遺骨は、新しい供養先に移すまで大切に保管してください。
自宅に一時的に安置すること自体は法律上問題ありません。
ステップ⑦ 墓石を撤去し、更地にして返還する
石材業者に依頼して墓石を解体・撤去し、区画を更地に戻します。
工事は通常1〜2日で完了します。
完了したら、墓地管理者に使用権を返還。
これで墓じまいは完了です。
墓じまい後の供養方法5つを比較【費用・特徴・選び方】
墓じまいの後、ご遺骨をどのように供養するか。ここが多くの方が最も悩まれるところです。
「どれが正解」という答えはありません。
ご家族の状況やお気持ちに合った方法を選ぶことが大切です。
主な供養方法を5つ、費用と特徴をまとめました。
| 供養方法 | 費用の目安 | 後継者 | お参り |
|---|---|---|---|
| 永代供養墓・合祀墓 | 10万〜30万円 | 不要 | 可能 |
| 樹木葬 | 20万〜80万円 | 不要 | 可能 |
| 納骨堂 | 30万〜150万円 | 施設による | 可能(屋内) |
| 海洋散骨 | 5万〜30万円 | 不要 | 特定の場所なし |
| 手元供養 | 数千円〜数万円 | 不要 | 自宅で可能 |
永代供養墓・合祀墓(10万〜30万円)
寺院や霊園が、ご家族に代わって永続的に管理・供養してくれる方法です。
後継者がいなくても安心で、年間の管理費がかからないケースがほとんど。
2026年の調査では、墓じまい後の改葬先として合祀・合葬墓が43.2%で最も多く選ばれています。
ただし、合祀(ごうし)の場合は他の方のご遺骨と一緒に納められるため、後からご遺骨を取り出せません。
「やっぱり別の場所に移したい」と思っても対応できないので、この点は事前にご家族でしっかり話し合ってください。
一定期間は個別に安置し、その後合祀に移行するタイプの永代供養墓もあります。
費用は上がりますが、すぐに合祀されることに抵抗がある方にはこうした選択肢もおすすめです。
樹木葬(20万〜80万円)
墓石の代わりに樹木や花をシンボルとする、自然に還る供養方法です。
近年とても人気が高まっており、「自然の中で静かに眠りたい」と願う方に選ばれています。
個別に区画が用意される「個別型」と、共同で埋葬される「合祀型」があり、費用にも幅があります。
個別型は20万〜80万円程度、合祀型なら5万〜20万円程度と、比較的手頃な価格帯も。
ガーデン風の美しい霊園も増えており、お参りの際に心が和むという声も聞かれます。
ただし、郊外に立地していることが多いため、アクセスのしやすさは事前に確認しておきましょう。
納骨堂(30万〜150万円)
屋内の施設にご遺骨を安置する方法です。
天候を気にせずいつでもお参りできるのが大きなメリット。
駅から近い都市部にも多く、仕事帰りに立ち寄れる施設もあります。
ロッカー型、仏壇型、自動搬送型など種類もさまざまです。
自動搬送型はICカードをかざすとご遺骨が参拝スペースに運ばれてくる仕組みで、バリアフリーに対応した施設も増えています。
費用は施設の立地やタイプによって大きく異なります。
また、年間管理費が別途かかる施設もあるので、契約前に総額を確認しておくと安心です。
海洋散骨(5万〜30万円)
ご遺骨を細かく粉砕(粉骨)して、海に撒く供養方法です。
「海が好きだった故人のために」と選ばれる方も多くいらっしゃいます。
費用を比較的抑えられるのもメリットのひとつ。
散骨の方法は大きく3つ。
業者に委託する「委託散骨」(5万〜10万円程度)、他のご家族と合同で乗船する「合同散骨」(10万〜20万円程度)、船を貸し切る「個別散骨」(20万〜30万円程度)があります。
一方で、手を合わせる特定の場所がなくなるという面もあります。
散骨後に「やっぱりお参りする場所がほしかった」と感じる方もいるので、ご家族でよく話し合ってから決めてください。
なお、粉骨は専門業者への依頼が必要で、散骨できる場所にも自治体ごとのルールがあります。
手元供養(数千円〜数万円)
ご遺骨の一部を小さな骨壷やアクセサリーに納めて、ご自宅で供養する方法です。
デザイン性の高いミニ骨壷や、遺骨を納められるペンダント、リングなど、さまざまなアイテムが登場しています。
「故人をいつもそばに感じていたい」という方にとって、手元供養は心の支えになります。
費用も数千円〜数万円と手軽です。
他の供養方法との組み合わせ(分骨)も可能です。
たとえば、永代供養墓に納骨しつつ、ご遺骨の一部を手元に残す。こうした選び方をされるご家族も増えています。
関連記事: 「そばにいたい」を叶える手元供養|後悔しない選び方と知っておきたい注意点
遠方でお寺に行けない方へ:「送るだけ」「迎えに来てもらう」新しい納骨のかたち
「供養先は決まったけれど、遠方でお寺に足を運べない」「高齢で移動が難しい」
そんなご事情を抱える方は少なくありません。
そうした方の選択肢のひとつとして、私たち株式会社goennが2026年4月にリリースした納骨・預骨サービス「タグル」をご紹介します。
タグルでは、2つの方法をご用意しています。
- ご遺骨を郵送で寺院にお届けする「おくるだけ納骨」(88,000円・税込)
- 寺院の担当者がご自宅まで受け取りに伺う「おむかえ納骨」(110,000円・税込)
いずれも提携寺院が責任をもってご供養いたします。
「すぐには納骨を決められない」という方のための預骨プランもあり、納骨までの時間を大切にしたいご家族にもお使いいただけます。
離れていても、大切な方を確かな供養に託せる。
そんな安心をお届けしたいという思いで生まれたサービスです。
詳しくはタグル公式サイトをご覧ください。
墓じまいでよくあるトラブルと後悔しないための注意点
墓じまいは人生で何度も経験するものではないからこそ、予期しないトラブルに遭遇することがあります。
事前に知っておくだけで防げるものばかりですので、ぜひ目を通してみてください。
親族間トラブル:事前の相談不足が最大の原因
最も多いのが、親族への相談なしに墓じまいを進めてしまうケースです。
「先祖のお墓を勝手に片付けた」と後から強い反発を受け、関係が悪化してしまうことがあります。
実際にご相談を受けたなかでも、「兄が勝手に墓じまいを決めてしまい、もう何年も口を聞いていない」という話を聞いたことがあります。
お墓は一人のものではなく、ご親族全員にとって思い出の場所。
費用の分担も含め、事前にしっかり話し合いの場を設けましょう。
高齢のご親族には、「このまま放置するとどうなるか」を丁寧に説明すると、理解を得やすいです。
管理費の滞納が続けば無縁墓として撤去される可能性があること、次の世代にさらに大きな負担がかかることなど、具体的な将来像を共有するのがポイントです。
寺院とのトラブル:離檀料の高額請求への対処法
離檀の際に、高額な離檀料を請求されるケースがまれにあります。
中には100万円以上を請求され、「書類にハンコを押さない」と言われてしまった、というご相談を受けたこともあります。
先ほどお伝えした通り、離檀料には法的な支払い義務はありません。
まずはお寺に直接足を運び、これまでの感謝を伝えたうえで、離檀せざるを得ない事情を正直にお話ししましょう。
電話や書面だけで済ませると、かえってこじれることがあります。
多くのお寺は事情をお話しすれば理解してくださいます。
それでも解決しない場合は、行政書士や弁護士への相談も検討してください。
自治体の消費生活センターに相談できるケースもあります。
石材業者とのトラブル:見積もり段階で確認すべきこと
「見積もりよりも大幅に高い請求が来た」というトラブルも耳にします。
原因の多くは、現地を見ずに出された概算見積もりを鵜呑みにしてしまうこと。
お墓の立地条件や周辺環境によって、実際の工事費は大きく変わります。
防ぐためのポイントをまとめます。
- 必ず現地調査をしてもらってから見積もりを取る
- 2〜3社の相見積もりで比較する
- 撤去範囲、廃棄費用、追加費用の発生条件を書面で確認する
- 「一式○○万円」ではなく、作業ごとの内訳が明記されている見積もりを選ぶ
よくある質問(FAQ)
Q: 墓じまいの費用は誰が負担するのが一般的ですか?
法律上の決まりはありません。
一般的にはお墓の承継者(名義人)が中心となりますが、兄弟姉妹で分担するケースも多いです。
金額が大きくなることもありますので、早い段階で「誰がいくら負担するか」を話し合っておくと安心です。
後から揉めないためにも、口約束ではなくメモや書面に残しておくことをおすすめします。
Q: 墓じまいをしないで放置するとどうなりますか?
管理費の滞納が続くと「無縁墓」として扱われ、墓地管理者によって撤去・合祀される可能性があります。
多くの霊園では、3〜5年程度の滞納で無縁墓の手続きが始まります。
そうなると、ご先祖様の遺骨の行き先を自分たちで決められなくなってしまいます。
Q: 改葬許可証はどこで取得できますか?
現在のお墓がある市区町村の役所で取得できます。
「改葬許可申請書」「埋蔵証明書」「受入証明書」の3点を提出すると発行されます。
申請書は自治体のホームページからダウンロードできることがほとんどです。
なお、郵送での申請を受け付けている自治体もありますので、遠方の場合は事前に問い合わせてみてください。
Q: 離檀料を払わないと墓じまいはできませんか?
離檀料に法的な支払い義務はありません。
ただし、長年お世話になった感謝の気持ちとして、3万〜20万円程度をお渡しするのが一般的です。
高額を請求された場合は、専門家に相談してみてください。
大切なのは、感謝の気持ちを伝えたうえで、冷静に話し合うことです。
Q: 墓じまい後に遺骨を自宅に置いても問題ありませんか?
法律上、遺骨をご自宅に保管すること自体は問題ありません。
手元供養として小さな骨壷に納めて安置する方法もあります。
ただ、将来的にどなたが管理を引き継ぐかは考えておくと安心です。
ご自身に万が一のことがあった場合に備え、ご家族に手元供養のことを伝えておきましょう。
Q: 墓じまいに自治体の補助金は使えますか?
2026年現在、墓じまい専用の補助金を設けている自治体は限られています。
ただし、東京都の都立霊園では合葬埋蔵施設への移動で撤去費用が免除される制度があります。
千葉県市川市や浦安市、群馬県、茨城県の一部自治体でも支援制度が確認されています。
まずはお住まいの自治体に問い合わせてみてください。
まとめ
墓じまいは、お墓を解体・撤去し、ご遺骨を新しい供養先に移すことです。
費用は総額30万〜300万円程度で、どの供養方法を選ぶかによって大きく変わります。
手続きの流れは、親族との相談から始まり、改葬許可証の取得、遺骨の取り出し、墓石撤去へと進みます。
期間は2〜3ヶ月が目安。一つひとつは決して難しいものではありません。
何より大切なのは、ご家族やご親族とじっくり話し合い、皆さまが納得できる形を見つけること。
供養方法は永代供養墓、樹木葬、納骨堂、散骨、手元供養と選択肢が広がっています。
「うちにはどれが合うだろう」と迷ったら、実際に見学に行ったり、専門家に相談したりしてみてください。
関連する記事
買う とどける
様々なサービスを購入する













Comment
また、日本葬祭アカデミー教務研修室にて「葬祭カウンセラー」資格を取得し、エンディング領域における専門性を活かした取り組みを進めている。
関連記事一覧を見る