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墓じまいから永代供養に移行する流れや費用は?供養の種類も解説

2024.11.19
2025.01.15

この記事で学べること

  • 墓じまいから永代供養に移行するメリット
  • 移行するための流れや手順
  • 必要になる費用

 

本記事を理解することで、墓じまいから永代供養に移行する際に役立つ知識を得られるので、ぜひ最後までお読みください。

この記事の目次

墓じまいと永代供養の違いを解説

墓じまいとは「現在のお墓を撤去しその土地を更地にすること」を指し、一方、永代供養は「お寺や霊園にお墓の管理を任せる供養の方法」を指します。

近年では、後継者不足や負担軽減のために、墓じまいをした後に永代供養ができるお寺や霊園に遺骨を移す人が増えています。墓じまいと永代供養、それぞれの詳細はこのあと解説しています。

墓じまいとは?

墓じまいとは、現在の墓地から遺骨を取り出し墓石を撤去し、その土地を更地に戻すことを指す言葉です。また、場合によっては取り出した遺骨を新たなお寺や霊園に移すまでの一連の流れを墓じまいと言う場合もあります。

墓じまいが増加している背景には、家族構成やライフスタイルの変化、後継者不在などがあり、今後お墓の継承や管理が困難になる場合の選択肢の1つとなっています。

永代供養とは?

永代供養とは、お墓の管理や供養をお寺や霊園の管理者に一任する供養の方法を指します。

永代供養も墓じまいと同じく、後継者がいない、または家族に墓の管理負担をかけたくないなどの理由から選ばれるケースが増加しています。永代供養では、お寺や霊園に一定の費用を支払うことで、永続的に管理や供養を任せることが可能です。

墓じまいから永代供養に移行するメリットを紹介

墓じまいから永代供養に移行するメリットを解説します。

以下のメリットを知ることで、墓じまいの後に永代供養をするかどうかを慎重に検討できます。

  • 家族の負担を軽減できる
  • 墓参りの地理的な制約がなくなる
  • 後継者問題の心配がなくなる

 

それでは順に解説します。

家族の負担を軽減できる

墓じまいから永代供養に移行することで、家族の負担を大幅に軽減できます。

墓じまいから永代供養することで軽減できる負担は、以下の通りです。

項目 従来のお墓 永代供養
維持管理の手間 定期的に訪れる必要がある 寺院や霊園が代行する
供養の継続性 家族や子孫が引き継いで行う 契約により永続的に任せられる
経済的負担 管理費用が必要になる 永代供養の費用のみ

 

永代供養への移行は、お墓の維持管理における家族の負担を大きく軽減する選択肢として注目されています。

従来のお墓では定期的な訪問や管理が必要でしたが、永代供養では寺院や霊園が代行してくれるため、時間的な制約から解放されるでしょう。

墓参りの地理的な制約がなくなる

墓じまいをして永代供養に移行するメリットの1つは、墓参りの地理的な制約がなくなることです。

以下の表で、墓参りと永代供養の違いを確認しましょう。

項目 従来のお墓 永代供養
場所 故人の故郷などの特定の場所 アクセスしやすい立地にあることが多い
移動の負担 長距離移動が必要 気軽に訪れられる
供養方法 個別 合同供養やオンライン供養が可能
供養の機会 個々の訪問 合同供養の参加が可能

 

また、墓じまいをして永代供養に移行することで地理的な制約がなくなれば、家族間の距離や時間の制約を気にせずに、継続的に故人への思いを寄せることができます。

後継者問題の心配がなくなる

墓じまいから永代供養に移行すれば、後継者問題も解消できます。

以下に、従来のお墓との比較をまとめました。

タイプ 特徴
従来のお墓 代々の家族が管理することを前提としており、管理に時間と労力、費用が必要になる。
永代供養 寺院や霊園の管理者に供養を任せられるため、後継者がいない場合でも管理や供養が継続される。

 

お墓の管理や供養を任せられる後継者がいない場合はもちろん、家族がお墓から離れた場所に暮らしている場合や頻繁に墓参りに行くことが難しい場合も、墓じまいをして永代供養に移行することで、お墓の管理や供養に関する心配を軽減できます。

 

墓じまいから永代供養に移行するための流れと手順

墓じまいから永代供養に移行するための流れと手順を解説します。

具体的な流れと手順を知ることで、墓じまいをして永代供養に移行するために具体的に何をすればいいのかが、より明確になります。

  • 現在のお墓の管理者や家族と相談する
  • 現在のお墓がある霊園やお寺に連絡を取る
  • お墓や墓石の撤去を業者に依頼する
  • 永代供養を受け入れている寺院や霊園を選定する
  • 契約内容や費用を確認して申し込みをする
  • 遺骨を取り出してお墓を撤去する
  • 受け入れ先に遺骨を移し埋葬する

 

それでは順に解説します。

現在のお墓の管理者や家族と相談する

墓じまいから永代供養への移行する際は、まず現在のお墓の管理者や家族としっかりと話し合うことが重要です。墓じまいは、一族の歴史や故人の記憶に関わる重大な決断ですので、家族全員が納得のいく形で進めましょう。

具体的には、以下の流れに沿って管理者や家族との話し合いを進めてみてください。

  • 現在のお墓の管理者を確認し、家族で集まり墓じまいの必要性を話し合う。
  • 家族の思いや考えを共有し、墓じまいから永代供養に移行する際の進め方を明確にする。
  • 寺院や霊園の設定条件や、供養の形式について議論する。
  • 法的手続きや費用負担について話し合う。

 

親族の中には、墓じまいや永代供養に抵抗を感じる人もいるかもしれません。そのような場合には、丁寧に話し合いを重ね、全員が納得できるようにしておくことが大切です。

現在のお墓がある霊園やお寺に連絡を取る

現在のお墓がある霊園やお寺に連絡を取ることは、墓じまいから永代供養に移行する中で重要な段階です。

以下に、具体的な流れをまとめました。

流れ 詳細
管理者に連絡 墓じまいの意向を伝え、使用規則や契約内容を確認する。
手続きと費用確認 お墓の撤去の手続きや費用について詳細情報を得る。
供養の確認 閉眼供養などの宗教的儀式について相談する。
日程と内容の相談 儀式の日程調整や具体的な内容を住職や管理者と相談する。
永代供養の確認 現在の霊園で永代供養が可能か、新しい供養先が必要か確認する。

 

現在のお墓がある霊園やお寺と事前にしっかりとコミュニケーションを取っておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。また、事前の準備をしっかりと行い、必要な情報を集めることで、墓じまいから永代供養への移行をスムーズに進められるでしょう。

お墓や墓石の撤去を業者に依頼する

お墓や墓石の撤去は、専門業者に依頼するのが一般的です。以下に、主な業者の選定ポイントをまとめました。

選定基準 詳細
実績や評価 インターネットの口コミや評価サイトを使って、実績や評判を調べる。
費用の比較 複数の業者から見積もりを取り、撤去作業の内容や追加費用を確認する。
サービス内容 撤去後の墓石などの扱い方や作業日程について確認する。
契約書の確認 作業範囲、料金、支払い条件、キャンセルポリシーなどを確認し、不明点は問い合わせる。
業者の対応力 問い合わせへのレスポンスの速さや説明の丁寧さを確認し、信頼性を判断する。

 

上記に加えて、業者が保有している許可証や資格も確認しておくと良いでしょう。特に、墓石の撤去には専門的な技術が必要な場合もありますので、専門知識を持ったスタッフがいるかどうかの確認も重要です。

永代供養を受け入れている寺院や霊園を選定する

永代供養を受け入れている寺院や霊園を選定する際には、いくつかのポイントを考慮する必要があります。主なポイントを以下にまとめました。

選定基準 確認事項
供養方法や施設の特徴 合祀墓、納骨堂、樹木葬など、供養の形態を確認する。
立地やアクセス 家族や親族が訪れやすい場所にあるかを確認する。
サービス内容や設備 法要の実施頻度や維持管理の充実度をチェックする。
費用 初期費用と維持費の料金体系を詳細に調べる。

 

加えて、実際に施設を訪問し、現地の雰囲気やスタッフの対応を確認しましょう。現地での印象は、写真や資料だけでは得られない情報を得られるためです。また、訪問時には施設の管理体制や他の利用者の声を参考にし、信頼性や安心感を得られるかどうかを慎重に判断しましょう。

契約内容や費用を確認して申し込みをする

永代供養先が決まったら、契約内容や費用を確認して申し込みをします。申し込みの際は、以下の内容を改めてしっかりと確認しましょう。

  • 永代供養の種類と詳細
  • 永代供養の費用
  • 永代供養に移行する日程
  • 永代供養に移行する際の流れ
  • 申込書や契約書の内容

申し込みをする際は、内容をしっかり把握することに加えて、その内容が家族や親族の意向とずれていないかの確認も大切です。

遺骨を取り出して墓じまいをする

遺骨を取り出して墓じまいをするプロセスは、墓じまいの中でも特に重要なステップです。以下に、主な流れをまとめました。

流れ 説明
閉眼供養 故人の魂を鎮め、感謝の意を伝えるための儀式をお寺の住職や僧侶に依頼して執り行う。
墓石の解体 専門の石材業者に依頼して、安全かつ丁寧に墓石を解体し、遺骨を取り出す。
遺骨の移送準備 遺骨を専用の容器に収めて適切に保管し、移動中に傷つかないように輸送方法に注意する。
撤去作業 地域の条例に基づいて墓石の解体やお墓の撤去を行い、墓石の扱いなどは法的な規制を遵守する。
土地の整地 撤去が完了したら、業者が土地を整地し、元の状態に戻す。

 

上記の一連の作業を終えることで、次のステップである永代供養への移行に進むことができます。お墓の撤去は感情的な負担も大きい作業ですが、事前にしっかりと計画を立て、必要な手続きを進めましょう。

永代供養先に遺骨を移し埋葬する

遺骨を永代供養先に移して埋葬するプロセスは、墓じまいから永代供養に移行する際の最後の段階です。以下の流れを押さえておきましょう。

流れ 説明
必要書類の準備 移送先の施設によっては、正式な手続きや書類の提出が求められるため、必要な書類を確認し準備しておく。
埋葬手続き 遺骨到着後、施設のスタッフと共に埋葬の手続きを行う。
供養の儀式 施設によっては埋葬前に供養の儀式を行うことがあるので、儀式の内容や必要な準備物を事前に確認する。
証明書の発行と保管 埋葬後、施設から証明書が発行されることが多いため、保管しておく。

 

墓じまいをして永代供養に移行できれば、定期的に施設が供養を行ってくれますが、家族が希望する場合は訪問してお参りすることもできます。

墓じまい後はどの種類の永代供養にする?

永代供養の種類を解説します。永代供養の種類を知ることで、墓じまいをした後のことについて具体的に考えられます。

  • 複数の遺骨を一つの墓に一緒に埋葬する「合祀墓」
  • 納骨堂は建物内に遺骨を納める「納骨堂」
  • 自然の中で遺骨を樹木の根元に埋葬する「樹木葬」
  • 遺骨を粉末化し海に散骨する「海洋散骨」

 

それでは順に解説します。

複数の遺骨を一つの墓に一緒に埋葬する「合祀墓」

合祀墓は、複数の遺骨を一つの墓にまとめて埋葬する形式であり、永代供養の1つとして選ばれることが増えています。以下に、合祀墓の主なメリットをまとめました。

メリット 説明
費用の軽減 個人ごとの墓を構える必要がなくなるため、墓地の費用や維持費を軽減できる。
家族の負担軽減 管理や供養も含めたプランも多いため、遠方に住んでいる場合や、後継者がいない場合でも安心できる。

 

合祀墓は、故人を個別に供養することにこだわらない人や、宗教や宗派にこだわらない人の選択肢となるでしょう。

納骨堂は建物内に遺骨を納める「納骨堂」

納骨堂は、天候や外部の環境に影響されにくい建物内に遺骨を安置する施設で、都市部に多く見られる供養方法の1つです。以下に、納骨堂のメリットをまとめました。

メリット 説明
天候に左右されない 快適な環境でお参りができる
バリアフリー対応 高齢者や体の不自由な方も安心できる
個別区画 プライベートな空間でお参りができる
管理が行き届いている 遺骨を良好な状態で保管できる
費用面のメリット 墓地に比べ初期費用が抑えられる
宗教的制約が少ない さまざまな宗派や無宗教の人が利用できる
都市部に多い アクセスが良くお参りの頻度を高められる

 

また、納骨堂は近年、デジタル技術を取り入れた新しい形態も登場しており、遺骨を専用の棚に安置し、訪問者がカードをかざすことで自動的に遺骨と対面できるシステムなどがあります。

自然の中で遺骨を樹木の根元に埋葬する「樹木葬」

樹木葬は、自然環境を大切にしながら故人を偲ぶ新しい形の供養方法です。従来の墓石を用いず、遺骨を樹木の根元に埋葬し、その樹木が故人を象徴します。

以下に、樹木葬の主なメリットをまとめました。

特徴 メリット
自然環境への配慮 墓石を必要とせず、自然の一部として還ることができる。
景観の美しさ 森林や庭園を訪れるたびに心が癒される場となる。
管理の簡素化 墓石のメンテナンスや清掃の手間が省かれ、経済的・時間的負担が軽減される。
費用の抑制 個々のスペースが必要とされず、他の墓地に比べて費用が抑えられることが多い。
選択肢の多様性 個別の樹木タイプや共同使用タイプの選択肢がある。

 

樹木葬は、自然を愛し環境への配慮を大切にしたいと考える人はもちろん、大切な故人を自然の中で見守り続けたいと考えている家族にとっても、魅力的な選択肢と言えるでしょう。

遺骨を粉末化し海に散骨する「海洋散骨」

海洋散骨は、遺骨を粉末化して海に散布する供養方法です。自然に還るという考え方を重視する人に支持されており、日本国内でも徐々に認知されつつあります。以下に、主なメリットをまとめました。

メリット 詳細
自然との一体感 故人が自由に旅立つ感覚を与え、特定の土地に縛られない。
環境への配慮 環境への影響が少なく、持続可能性がある。
負担軽減 墓参りが不要になり、遠方の親族や忙しい家族の負担を軽減できる。
経済的負担の軽減 墓地の維持管理費が不要になり、長期的な費用負担を軽減できる。

 

海洋散骨を選ぶ際には、専門の業者に依頼するのが一般的です。業者は法的な手続きや海洋環境への配慮など、必要な手続きをサポートしてくれます。

墓じまいから永代供養に移行する際の費用

墓じまいから永代供養に移行する際の費用を解説します。費用について知ることで、墓じまいをして永代供養に移行するかを本格的に検討できます。

  • 墓じまいにかかる費用
  • 閉眼供養のお布施
  • 遺骨を永代供養先に移す際の輸送費用
  • 永代供養の費用

 

それでは順に解説します。

墓じまいにかかる費用

墓じまいをするためにはいくつかのプロセスがあり、そのプロセスに沿っていくつかの費用が発生します。主な費用は、以下の通りです。

項目 詳細
墓石撤去費用 墓石のサイズや形状、設置場所によって異なる
土地整地費用 撤去後に土地を整地するために必要となる
手続き料・管理費用 霊園や墓地によって発生する場合がある
墓地使用権返還費用 契約時の規定により発生する場合がある

 

墓じまいの費用は業者によって大きく異なります。複数の業者に見積もりを依頼し、費用やサービス内容を比較するようにしましょう。

閉眼供養のお布施

閉眼供養とは、墓じまいの際に行う供養で、仏様やご先祖様にこれまでの感謝の意を伝え、無事にお墓を閉じることを報告する儀式です。お布施の金額は、一般的に3万円から5万円が目安とされていますが、地域やお寺によって異なります。また、お布施の金額は、あくまで気持ちを表すものであり、固定された金額が存在するわけではないため、僧侶やお寺に事前に相談しましょう。

遺骨を永代供養先に移す際の輸送費用

遺骨を永代供養先に移す際の輸送費用は、移動距離や輸送方法により大きく異なります。以下に、費用の目安をまとめました。

輸送先 費用の目安
近隣地域の場合 自家用車やタクシーで運ぶことが多いため、ガソリン代やタクシー代のみの場合が多い。
遠方や海外の場合 専門の遺骨輸送サービスの利用が一般的で、数万円から十万円程度必要になる。

 

また、輸送の際には法律で定められた手続きや書類が必要な場合があり、これらの手配や取得に関する費用も考慮する必要があります。さらに、地域によっては特別な許可が必要な場合もあるため、事前に詳細を確認し、必要な手続きをきちんと行いましょう。

永代供養の費用

永代供養にかかる費用は、供養方法や寺院、霊園によって大きく異なります。供養方法ごとの費用について、以下にまとめました。

供養方法 初期費用 特徴
納骨堂・合祀墓 数十万円〜数百万円 特別な祭壇を設ける場合は高額になる
樹木葬・海洋散骨 数万円〜数十万円 自然志向で比較的低コスト

 

上記のとおり、永代供養の費用は供養の方法によって大きく異なります。永代供養の費用について考える際は、希望の供養方法も併せて検討しておくようにしましょう。

 

墓じまいから永代供養への移行に関するよくある質問

墓じまいから永代供養への移行に関するよくある質問とその回答を紹介します。

墓じまいと改葬の違いは何ですか?

墓じまいと改葬は、どちらもお墓に関連する手続きですが、目的と行う内容に違いがあります。以下に、墓じまいと改葬の詳細をまとめました。

手続き 説明 主な理由
墓じまい 現在あるお墓を撤去し、その土地を更地に戻すこと
  • お墓の管理が難しい
  • 後継者がいない
改葬 遺骨を別の場所に移すこと
  • 住まいの変更
  • 信仰上の理由
  • 便利な場所への移動

 

墓じまいと改葬はそれぞれ異なる目的と手順を伴うため、家族や関係者とよく話し合い、慎重に決めることが重要です。

墓じまいをした場合、位牌はどうすればいいですか?

位牌とは、戒名や亡くなった日付け、俗名などを記した木の札のことです。墓じまいをした場合の位牌の扱い方は、以下の4つが考えられます。

取り扱い方法 説明
自宅で保管する 墓じまいをしても位牌をすぐに処分する必要はないため、自宅で保管する。
お寺に預ける 自宅での保管が難しい場合には、供養先のお寺などに預ける。
永代供養をする 位牌は遺骨と同じように永代供養ができるため、供養先に相談する。
お焚き上げをする 神社やお寺などで、供養をした上で焼却処分してもらう。

 

ただし、位牌の扱いは、地域や宗派によっても異なるため、位牌の適切な扱い方がわからない場合は専門家や寺院のアドバイスを受けることがおすすめです。

墓じまいをして永代供養に移行しないとどうなるのでしょうか?

墓じまいをして永代供養に移行しないでいると、いくつかの問題が発生する可能性があります。以下に、墓じまいをしないでいた場合に起こりうる問題をまとめました。

問題 詳細
管理の負担増加 管理者が高齢化し、墓参りや清掃、法要の手配が難しくなる。
無縁墓になるリスク 次の世代に引き継げず、無縁墓になるリスクが高まる。
墓石が撤去される恐れ 無縁墓となった場合、墓石の撤去や合祀の可能性がある。
金銭的負担 墓の維持費用が継続して発生する。

 

これらの問題を未然に防ぐためにも、墓じまいから永代供養に移行することを検討しましょう。ただし、墓じまいをするかどうかについては、家族や親族と十分に話し合い、親族の了承を得た上で進めることが大切です。

まとめ:墓じまいから永代供養への移行は慎重に

本記事では、墓じまいから永代供養に移行するための流れや費用について解説しました。

近年は管理をする人の不在や負担の軽減などを目的に、墓じまいをして永代供養に切り替える人が増えています。しかし、親族の中には、罰当たりなことだと感じる人もいる可能性もあるため、しっかりと話し合った上で決めるようにしましょう。

また、近頃は参拝や供養の方法に関するデジタル化も進んでおり、デジタルの中で参拝や供養を行えるようにもなってきています。「goenn」では、「どこでも、いつでも」個人に会える場所を作るため、納骨や参拝などを支援するプラットフォームを展開し、故人と個人のご縁を結ぶことに尽力しています。

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