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一心寺の納骨・永代供養ガイド|受入れ制限・費用・手続きを徹底解説【2026年最新】

2026.02.28
2026.05.01

「一心寺に納骨したいけれど、受入れ制限があると聞いて不安になった」
「墓じまいをしたあとの遺骨を、一心寺に持っていけないって本当?」

そんなお悩みを抱えていらっしゃる方は、少なくないのではないでしょうか。

大阪・天王寺にある一心寺(いっしんじ)は、宗派を問わず納骨を受け入れてきた「お骨佛(こつぼとけ)のお寺」として、関西の方を中心に長く親しまれてきました。
しかし、令和3(2021)年1月1日より、納骨の受入れ条件が大きく変わりました

この記事では、受入れ制限の具体的な内容と背景を正しく整理したうえで、納骨と永代供養の違い、費用の目安、当日の手続きまでをまとめています。
「一心寺に納骨できるのか」「費用はいくらかかるのか」「難しい場合はどうすればよいか」、この記事を読めば、判断に必要な情報がひと通り揃います。

【この記事の結論】一心寺の納骨・永代供養 早わかり表

疑問・関心事結論・答え
今も納骨できる?はい、3つの条件を満たせば可能です。
納骨できる条件は?小骨壺(直径9cm・高さ11cm以下)であること
1霊につき1壺のみ
改葬(墓じまい)後の遺骨ではないこと
墓じまい後の遺骨は?一切受入れ不可です。骨壺の大きさに関係なく納骨できません。
骨壺が大きい場合は?未埋葬の遺骨に限り、「粉骨」して小さくすれば納骨できます。
費用はいくら?納骨冥加料として2万円・3万円・5万円からお気持ちで選びます。
納骨と永代供養の違いは?納骨のみ(2〜5万円) はお骨佛として合祀。永代供養(+20万円〜)をつけると33年間の年忌供養つき。
一心寺 納骨受け入れ制限ガイド
2021年以降の制限を正しく理解し、大切な故人を一心寺のお骨佛として安らかに供養しましょう。

一心寺への納骨は今もできる?2021年以降の受入れ状況を正確に確認しよう

「一心寺はもう納骨できないらしい」という話を耳にされた方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ご安心ください。制限=全面禁止ではありません

結論:条件を満たせば、今でも納骨は可能です

令和3(2021)年1月1日以降も、以下の条件を満たしていれば、一心寺への納骨は可能です。

  • 小骨壺(直径9cm以下、蓋を含めた高さ11cm以下)であること
  • 1霊につき1壺のみ
  • 改葬(墓じまい・他の納骨施設からの移転)後の遺骨ではないこと

この3つをすべて満たしていれば、今でも予約不要で納骨の受付をしてもらえます。
ただし、一つでも条件を満たさない場合は受入れ不可となりますので、ここからの説明をしっかりとご確認ください。

令和3(2021)年1月1日から何が変わったのか

制限の前後で何が変わったのかを表で整理しました。

項目2020年12月31日まで2021年1月1日以降
骨壺の大きさ胴骨(全骨)も含め制限なし直径9cm以下・高さ11cm以下の小骨壺のみ
改葬(墓じまい後)の遺骨受入れ可能一切受入れ不可
1霊あたりの壺数複数可1壺のみ
郵送・宅急便での納骨受付なし受付なし(変更なし)

特に注意していただきたいのは、改葬後の遺骨は骨壺の大きさに関係なく一切受入れ不可という点です。
役所から改葬許可証が発行されていても同様で、一心寺は改葬受入れ証明の発行も行っていません。

なお、改葬後のご遺骨の納骨先にお困りの方には、当社goennが2026年4月にリリースした納骨サービス「タグル」もご検討ください。全骨での納骨も可能です。

坂東山 正恵寺
千葉県野田市の寺院、坂東山 正恵寺(しょうけいじ)様はタグルのご供養パートナーです。(撮影goennスタッフ)

タグルは郵送での送骨と訪問での迎骨に対応しており、僧侶や専門家に相談しながら、ご自宅にいながら無理なく納骨を進めていただける仕組みです。
詳細は以下のリンク先からご覧いただけます。

タグル|遺骨の納骨・預骨を「おくるだけ」「おむかえ」で

一心寺 納骨ルール変更
2021年以降、骨壺サイズと改葬可否の2点が大きく変わりました。特に改葬後の遺骨は骨壺の大きさに関わらず一切受入れ不可です。

なぜ受入れ制限が設けられたのか?お骨佛造立の「限界」という事情

「どうして急に受入れを制限したの?」と疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。
その背景には、一心寺ならではの供養文化が深く関わっています。

お骨佛とは何か——明治20年に始まる唯一無二の供養の形

一心寺の最大の特徴は、「お骨佛(こつぼとけ)」の存在です。
お骨佛とは、納骨されたご遺骨を粉末にし、セメントと混ぜ合わせて造立する阿弥陀如来像のこと。
明治20年(1887年)に第1体目が造立されて以来、10年に1度のペースで新たなお骨佛が開眼されてきました。

これまでに通算14体が造立されていますが、戦前の6体は残念ながら戦災により焼失。
現在は8体のお骨佛が納骨堂・お骨佛堂に安置されています。
およそ200万人もの故人のご遺骨がお骨佛となり、平成17年には大阪市の無形民俗文化財にも指定されました。

なお、次回のお骨佛造立は令和9(2027)年初夏の予定です。

胴骨・改葬の急増が引き起こした「お骨の飽和」問題

お骨佛はもともと、ご遺骨の一部である「分骨」を用いて造立されてきました。
しかし時代の変化とともに、一心寺は胴骨(全骨)の受入れにも柔軟に対応してきた経緯があります。

ところが近年、全国的に墓じまい・改葬が急増しています。
厚生労働省の「衛生行政報告例」によれば、2022年度の改葬件数は15万1,076件と過去最多を記録。2004年度の約6.8万件から、わずか20年足らずで倍以上になっています。

こうした社会的背景のなかで、一心寺にも胴骨や改葬納骨が大量に持ち込まれるようになり、お骨の総量がお骨佛造立の限界を超えんとする事態に至りました。
一心寺の公式サイトでも、「将来にわたってお骨佛造立を継続するため」の苦渋の決断であったことが説明されています。

葬祭カウンセラーとして申し上げるなら、この制限は一心寺がお骨佛という文化を守り続けるための、前向きな判断だと私は考えています。

一心寺に納骨できる骨壺のサイズ条件——チェックリストで確認しよう

「うちの骨壺で大丈夫かな?」と不安な方のために、受入れ可能な骨壺の基準をしっかり整理しておきましょう。

受入れ可能な骨壺の基準:直径9cm以下・高さ11cm以下

一心寺が受け入れる骨壺の条件は以下のとおりです。

受入れ可能な骨壺の条件

  • 直径:9cm以下
  • 高さ(蓋を含む):11cm以下
  • 1霊につき1壺のみ

骨壺のサイズで言えば、2.5寸(直径約7.5cm)の骨壺がこの基準を満たす目安となります。
3寸(直径約9.2cm)の骨壺はわずかに超えてしまうため、注意が必要です。

一心寺に持参できる骨壷のサイズ
2.5寸骨壺が目安ですが、3寸はわずかに超える場合も。持参前に必ず実寸を確認し、大きい場合は粉骨(未埋葬の遺骨のみ)という選択肢もあります。

通常サイズの骨壺はそのままでは持参できない

火葬後に収骨する骨壺は、関西でも本骨壺(2〜3寸程度)と胴骨壺(5〜6寸程度)に分かれることが一般的です。
胴骨壺はもちろん、3寸の骨壺でもサイズ超過になる場合があります。

ただし、諦める必要はありません。次の章でご紹介する「粉骨」という方法で対応できる可能性があります。

骨壺が大きくても一心寺に納骨できる「粉骨」という選択肢

粉骨(ふんこつ)とは何か——ご遺骨をパウダー状にして骨壺を小さくする方法

粉骨(ふんこつ)とは、ご遺骨を専用の機械や手作業で細かく砕き、パウダー状にする加工のことです。
粉骨を行うと、ご遺骨の体積はおよそ3分の1から4分の1にまで小さくなります。

「遺骨を砕くなんて、法律的に問題はないの?」と心配される方もいらっしゃいますが、宗教的にも法律的にも問題のない方法です。
散骨や手元供養のためにも広く利用されています。

粉骨によって小さな骨壺(2.5寸など)に収めれば、一心寺の受入れ基準をクリアできます。
ただし、粉骨が有効なのは「まだ一度も埋葬していないご遺骨」に限られます。

粉骨の費用相場と業者依頼のポイント

粉骨を専門業者に依頼した場合の費用は、骨壺のサイズにもよりますが、おおむね1万円〜3万円程度が相場です。

大切なご家族のご遺骨を扱う作業ですので、以下のポイントを押さえて業者を選ぶと安心です。

  • 粉骨の作業に立ち会えるか
  • 料金体系が明確か(追加料金の有無を事前に確認)
  • 他のご遺骨と混ざらないよう、1柱ずつ丁寧に対応しているか

一心寺の近隣エリアにも粉骨に対応する業者がありますので、納骨の予定と合わせて検討されるとよいでしょう。

注意:粉骨して小さくしても、改葬後の遺骨は受入れ不可

ここは非常に重要なポイントです。
「粉骨して骨壺を小さくすれば、墓じまいの遺骨でも一心寺に納骨できる」という理解は誤りです

一心寺が受入れ不可としているのは、骨壺のサイズではなく、「改葬であるかどうか」という点です。
一度でもお墓や納骨施設に埋蔵・収蔵された遺骨は、粉骨してサイズを小さくしても受入れの対象外となります。

この点を知らずに一心寺を訪れ、受付で断られてしまうケースも少なくないと聞きます。
事前にしっかりとご確認ください。

→お骨を砕かずにご供養したい方へ|タグルは全骨のままお預かりします

墓じまい・改葬後の遺骨はどうすれば?一心寺以外の供養先を考える

「一心寺に納骨できないなら、遺骨をどこに納めればいいの?」——そんな不安を感じていらっしゃる方に、いくつかの選択肢をご紹介します。

改葬後の遺骨の供養先を選ぶ
一心寺に持ち込めない場合も、近隣の泰聖寺・四天王寺から永代供養墓・樹木葬・散骨まで、ご家族の状況に合った供養先が必ず見つかります。

代替の供養先①:一心寺の近隣寺院(泰聖寺・四天王寺など)

一心寺のすぐ近くには、改葬後の遺骨も受入れ可能な寺院があります。

たとえば、一心寺から約500mの場所にある泰聖寺(たいしょうじ)は、全骨納骨や墓じまい後の改葬納骨にも対応しています。
永代供養墓の費用は1霊3万円〜とされており、一心寺にお参りした帰りに立ち寄ることもできる距離です。

また、四天王寺にも合同納骨墓があり、大阪では一心寺と並んで納骨先として知られています。

いずれも一例ですので、ご家族のご事情に合わせて複数の寺院を比較されることをおすすめします。

代替の供養先②:永代供養墓・合祀墓

永代供養(えいたいくよう)とは、寺院や霊園がご家族に代わって長期にわたり供養を続けてくれる仕組みです。
お墓の跡継ぎがいない方や、将来の管理に不安がある方にも適しています。

費用は施設により幅がありますが、一般的には10万円〜30万円程度が目安です。
合祀墓(ごうしぼ)であればさらに費用を抑えられるケースもあります。

代替の供養先③:散骨・樹木葬などの自然葬

近年は、海洋散骨や樹木葬(じゅもくそう)など、自然に還る形の供養を選ぶ方も増えています。
海洋散骨の費用は代理散骨で5万円前後から、樹木葬は10万円前後からが一般的な相場です。

「故人が海が好きだったから」「自然の中で眠りたいと言っていた」——そうしたご本人の意向やご家族の価値観に寄り添って、最も心が通う供養の形を選んでいただければと思います。

関連記事: 樹木葬と散骨の違いとは?メリット・デメリット比較で選び方がわかる

一心寺の「納骨」と「永代供養」の違いを理解する

一心寺の案内を見ていると、「納骨冥加料」と「永代供養冥加料」という2つの金額が並んで書かれています。
「どちらを選べばいいのか」「両方払う必要があるのか」と戸惑った経験はありませんか。

実はこの2つ、似ているようで目的も中身も大きく異なります。
納骨と永代供養は、それぞれ独立した別の手続きだと考えてください。

納骨=遺骨を納めること。永代供養=長期の供養を寺院に委ねること

言葉の意味を整理すると、両者の違いがクリアになります。

「納骨」とは、遺骨を寺院や墓所に納める「行為」そのものを指します。
火葬後のご遺骨を所定の場所へお預けする、その手続きが納骨です。

一方、「永代供養」は、遺族に代わって寺院が長期間にわたって年忌供養を行う「仕組み」を意味します。
一周忌、三回忌、七回忌といった節目の法要を、お寺が責任を持って勤めてくれる契約のようなものとお考えください。

つまり、納骨は「一度きりの行為」、永代供養は「長期間続く仕組み」。性質がまったく違います。

一般の方が混同しやすいのは、寺院によっては「納骨すれば自動的に永代供養がつく」というケースがあるからです。
たとえば永代供養墓と呼ばれる施設では、納骨と永代供養がセットになっているのが一般的です。

しかし一心寺は、この2つを明確に切り分けて運用しています
納骨だけを申し込むこともできますし、永代供養を追加することもできる。
お骨佛としてお祀りされる点はどちらも変わりませんが、その先の「年忌供養」を誰が担うのかが違ってきます。

一心寺の場合|「納骨のみ」と「納骨+永代供養」で何が変わるのか

それでは、一心寺で選べる2つのパターンを具体的に見ていきます。

パターン①:納骨のみ(冥加料2万〜5万円)

ご遺骨を一心寺に納めると、境内の納骨堂で一時的に安置されます。
そして約10年分のご遺骨がまとまったところで、新たなお骨佛(遺骨で造られる阿弥陀如来像)として開眼され、本堂にお祀りされます。
次の開眼は令和9(2027)年に予定されています。

この場合、寺院から個別の法要案内は届きません。
一周忌や三回忌のたびに「お寺から連絡が来る」ということはなく、ご家族が必要に応じて参拝に来る形となります。

パターン②:納骨+永代供養(冥加料22万円〜)

上記の納骨に加えて、永代供養の申し込みを行う形です。
33年間にわたり、寺院が年忌供養を勤めてくれます。
命日が近づくとお寺からハガキで案内が届き、ご家族が当日参列できなくても、僧侶が読経して供養してくれる仕組みです。

「どちらを選ぶべきか」の判断は、ご家族の状況によって変わります。
私が普段ご相談を受ける際は、次の3つの観点で考えていただくようお伝えしています。

  • 故人の命日や年忌に、ご家族が集まってお参りする習慣を続けたいか
  • 法要の段取りや日程調整を、寺院に委ねたいか
  • お墓参りに来られるご家族が、今後何十年と継続して残るか

3つともYesに近い方は永代供養をつける選択が向いています。
逆に、ご家族の人数が少なく将来的にお参りが難しい、もしくはシンプルな供養を望まれる場合は、納骨のみという選び方も十分に意義のあるものです。

ここで強くお伝えしたいのは、「永代供養をつけなかったからといって、故人が供養されないわけではない」ということです。
納骨のみを選んでも、ご遺骨はお骨佛の一部として末永くお祀りされ、毎日多くの参拝者が手を合わせてくださいます。

一心寺ならではの、これ以上ないほど丁重な供養の形だと、葬祭カウンセラーとして自信を持ってお伝えできます。

ご家族のお気持ちと現実的な状況、どちらも大切にしながら選んでいただければと思います。

一心寺の納骨にかかる費用|冥加料の内訳と合計の目安

条件を満たして一心寺に納骨する場合の、具体的な費用と当日の流れをまとめます。

納骨冥加料は2万円・3万円・5万円の3段階|金額の違いは「お気持ち」

一心寺の納骨冥加料は、現在2万円・3万円・5万円の3段階から選ぶ形式です。
令和4(2022)年4月1日に改定され、それまでの1万円・1.5万円・2万円から金額が引き上げられました。

ここで、多くの方が気になるのが「3つの金額で何が変わるのか」という点です。

結論からお伝えすると、金額による供養の内容に差はありません
2万円を納めても、5万円を納めても、ご遺骨はお骨佛として同じように丁重にお祀りされます。
読経の長さが変わったり、安置場所が違ったりすることもありません。

では、なぜ3段階に分かれているのか。
これは古くからの寺院の慣習で、「お気持ち」を金額で表現する選択肢を用意しているという考え方によるものです。
「ご縁の深い方を見送るのだから、せめて多めにお納めしたい」というご遺族の想いを受け止めるための仕組みなのです。

「2万円だと寺院に失礼にあたるのでは」と心配される方も少なくありません。
しかし2万円を選ばれたからといって、供養が軽くなることは一切ありません
ご家族の経済状況や心情に合わせて、率直に選んでいただいて大丈夫です。

最新の金額は一心寺の公式サイト(冥加料改定のお知らせ)でご確認ください。

永代供養をつける場合の費用

永代供養を希望される場合、納骨冥加料とは別に永代供養冥加料が20万円から必要になります。
納骨冥加料2万円と合わせると、最低で22万円が一心寺に納める金額の目安です。

この20万円という金額は、前のセクションでお伝えした「33年間の年忌供養」に対する対価だとお考えください。
一周忌から三十三回忌まで、節目の年忌が来るたびに寺院から案内が届き、僧侶が読経して供養してくれます。

具体的には、一周忌・三回忌・七回忌・十三回忌・十七回忌・二十三回忌・二十七回忌・三十三回忌といった節目で、お寺側が回向を行います。
ご家族が当日寺院に出向けない場合でも、僧侶が代わって勤めてくれるのが永代供養の大きな利点です。

関連記事: 永代供養の費用相場はいくら?種類別の料金目安と内訳を解説

粉骨が必要な場合の追加費用(1万〜3万円)

通常サイズの骨壺で一心寺に向かわれる方は、納骨の前に粉骨(ふんこつ)を行う必要があります。
一心寺の受入れ基準である「直径9cm以下・高さ11cm以下」の小骨壺に収まるサイズまで、ご遺骨を細かく加工する作業です。

この粉骨は一心寺が提供しているサービスではなく、専門の外部業者に依頼する形になります。
費用は冥加料とは別に発生します。

大阪エリアにおける粉骨費用の相場は、おおむね1万円〜3万円です。
価格の幅は、骨壺のサイズや加工方法、立ち会いの有無によって決まります。

  • 立ち会いなしで業者にすべて任せる場合:1万円台後半〜2万円台が中心
  • 立ち会って加工の様子を見守る場合:別途5,000円〜1万円程度の追加

一心寺の近隣(大阪市内)にも対応業者があり、粉骨を済ませた後にそのまま一心寺へ納骨に向かうという流れで動かれる方が多いです。
事前に業者へ電話やメールで日程を相談し、納骨日に合わせて加工してもらうのが効率的でしょう。

なお、粉骨をしたとしても改葬後のご遺骨は一心寺で受入れていただけません
この点は前のセクションで詳しくお伝えした通りで、粉骨はあくまで「サイズの問題」を解決するためのものです。
改葬の有無は別の判定基準である点にご注意ください。

合計費用のモデルケース

「結局、全部でいくらかかるのか」が一番知りたい情報ではないかと思います。
代表的な3パターンを表にまとめました。

ケース内訳合計目安
①小骨壺でそのまま納骨のみ冥加料2万円約2万円
②粉骨して納骨のみ粉骨1〜3万円 + 冥加料2万円約3〜5万円
③粉骨して納骨+永代供養粉骨1〜3万円 + 冥加料22万円〜約23〜25万円〜
※冥加料は最低額(2万円)で計算しています。3万円・5万円を選ばれる場合はそれぞれ加算してください。遠方からお越しの場合、上記に加えて交通費や宿泊費が必要になります。

最も多いのは②のパターンです。
元々のお骨壺は通常サイズ(直径15〜18cm程度)であることがほとんどなので、粉骨を経て納骨される方が大多数を占めます。

「永代供養までは予算的に難しい」と感じられる場合は、②の納骨のみで5万円以内に収めるという選び方も十分に現実的な選択です。
お骨佛として永くお祀りされる事実は変わりません。

費用面で迷われている方は、ご家族で相談される際にこの表をそのまま共有していただくと、話がスムーズに進むはずです。

一心寺の納骨手続き|当日の流れ・必要書類・服装

費用の見通しが立ったら、いよいよ実際の納骨手続きへ進みます。
一心寺は予約不要で、当日いきなり訪れて受付できる寺院です。

とはいえ、必要書類を忘れて出直しになるケースも少なくないため、事前準備のポイントをしっかり押さえておきましょう。

当日の流れと所要時間

一心寺の納骨は、おおむね次のような流れで進みます。

  • 1. 山門をくぐり、右手にある「受付・念佛堂」で受付を済ませる
  • 2. 申込書に故人の情報(氏名・死亡年月日・法名/戒名)を記入する
  • 3. 冥加料を納め、ご遺骨を寺院に預ける
  • 4. 念佛堂で読経・回向が行われる
  • 5. 受付完了後、退出

所要時間の目安は30分〜1時間程度です。
ただし混雑時には受付待ちで30分以上かかることもあります。

当日お持ちいただく必要があるものは以下の4点です。

  • ご遺骨(外箱ごと)
  • 火葬許可証・火葬済証明書・分骨証明書のいずれかの原本(コピーは不可)
  • 数珠
  • 位牌(納骨を希望される場合)

特に注意が必要なのが書類の原本です。
コピーや写真では受付できません。
火葬許可証は通常、葬儀社から渡される「骨箱」の中に納められていることが多いので、納骨前に必ず中身を確認してください。

服装については、必ずしも喪服である必要はありません。
落ち着いた色合いの平服でも問題なく受け付けてもらえます。

葬儀直後の方は喪服のまま向かわれることが多いですが、四十九日や一周忌のタイミングなどで改めて納骨される場合は、平服で構いません。

なお、郵送や宅急便での納骨は受け付けていません
必ずご家族が直接寺院に持参する必要があります。
また、一度納めたご遺骨は返却されないため、迷われている場合は納骨の前にもう一度ご家族で話し合いをされることをおすすめします。

受付時間・混雑する時期・受付不可の日

通常の受付時間は午前9時〜午後4時です。
年中無休で受付されており、土日祝も同じ時間帯で対応してもらえます。

混雑する時期は次の通りです。

  • お盆(8月13日〜16日前後)
  • 春彼岸(3月の中日前後)
  • 秋彼岸(9月の中日前後)
  • 年末年始

特にお盆と彼岸は終日混雑し、待ち時間が1〜2時間に及ぶこともあります。
可能であれば、平日の午前中(9時〜10時の受付開始直後)を狙って向かわれると、比較的スムーズに受付してもらえる可能性が高いです。

また、毎月8日と22日には「おせがき法要」が行われており、この日も多くの参拝者で賑わいます。
ご遺族のみでゆっくり納骨を進めたい場合は、これらの日を避けるのも一つの方法です。

一心寺の基本情報

ここまで一心寺の納骨について詳しくお伝えしてきました。
お参りや事前のお問い合わせの際にすぐご参照いただけるよう、一心寺の基本情報を一覧にまとめておきます。

項目内容
正式名称坂松山高岳院一心寺
宗派浄土宗
住所〒543-0062 大阪市天王寺区逢阪2丁目8-69
電話番号06-6771-0444
納骨受付年中無休 9:00〜16:00(大晦日は11:00まで)
駐車場なし(2012年に閉鎖済み)
公式サイトhttps://www.isshinji.or.jp/
ライブカメラhttps://www.isshinji.or.jp/camera.php

参詣者用の駐車場は2012年から閉鎖されているため、お車で向かわれる場合は近隣のコインパーキングのご利用が必要です。
お盆や彼岸など混雑する時期は周辺の駐車場も満車になりやすいため、可能であれば大阪メトロ「動物園前駅」「恵美須町駅」「天王寺駅」からの徒歩アクセスをおすすめします。

なお、一心寺の境内の様子は公式ライブカメラからリアルタイムで確認していただけます。
混雑状況の目安として、出発前にチェックされるのも一つの方法です。

よくある質問(FAQ)

Q: 2026年現在も、一心寺への納骨は可能ですか?

はい、条件を満たせば今でも納骨できます。
直径9cm以下・高さ(蓋含む)11cm以下の小骨壺のみ受入れ可能で、1霊につき1壺までです。
ただし、改葬(墓じまい・別施設からの移転)後の遺骨は骨壺の大きさに関わらず一切受入れ不可ですので、ご注意ください。

Q: 墓じまいをしたあとの遺骨を一心寺に持っていくことはできますか?

できません。令和3年以降、改葬後の遺骨は骨壺の大きさに関わらず受け入れていません。
役所から改葬許可証が発行されていても同様です。
改葬後の遺骨については、近隣の泰聖寺や四天王寺、永代供養墓などの選択肢をご検討ください。

Q: 骨壺が大きい場合、粉骨すれば一心寺に納骨できますか?

未埋葬の遺骨であれば、粉骨して小骨壺のサイズに収めることで納骨可能です。
ただし、改葬後(墓じまい後)の遺骨は、粉骨をしてサイズを小さくしても受入れ不可です。

Q: 一心寺の納骨費用はいくらですか?

令和4(2022)年4月の改定以降、小骨壺1霊の納骨冥加料は2万円・3万円・5万円の3段階です。
永代供養も合わせて依頼する場合は22万円〜となります。
金額の差による供養内容の違いはなく、ご遺族のお気持ちで選べます。

Q: 一心寺への納骨に予約は必要ですか?

予約は不要です。
年中無休で、毎日9:00〜16:00の受付時間内にご来山ください(大晦日は午前11時まで)。
なお、毎年4月25日〜27日頃は年次納骨供養大法要のため納骨受付ができない日がありますのでご注意ください。

Q: 一心寺に納骨すると、後から遺骨を取り出せますか?

取り出すことはできません。
納骨後はすぐにお骨佛造立の準備が始まるため、一度納めたご遺骨はお返しできません。
「遺骨を手元にも残しておきたい」「あとで別のお墓に移す可能性がある」という場合は、事前にご家族でよくご相談ください。

なお、遺骨の代わりに魂入れをした砂をお還しする「浄砂開眼(じょうさかいげん)」(1万円)という選択肢もあります。

Q: 一心寺は宗派を問わず納骨できますか?

基本的には宗派を問わず受け入れています。
一心寺は浄土宗のお寺ですが、多くの宗派の方の納骨を受け付けています。
ただし、一部の宗教・宗派については受付をお断りするケースもあると公表されていますので、不安な方は事前にお問い合わせされることをおすすめします。

まとめ

この記事のポイントを振り返ります。

  • 令和3(2021)年1月1日以降、一心寺の納骨は「直径9cm以下・高さ11cm以下の小骨壺のみ」「改葬後の遺骨は一切不可」という条件に変わった
  • 条件を満たせば今でも納骨は可能。骨壺が大きい場合は粉骨(未埋葬の遺骨に限る)という対応策がある
  • 改葬後の遺骨については、近隣寺院(泰聖寺・四天王寺など)・永代供養墓・散骨や樹木葬など、ご家族に合った供養の形を探していただきたい

供養の形は一つではありません。
大切なのは、故人への想いが届く選択をすることだと、葬祭カウンセラーとして私は考えています。
「こうしなければならない」という正解はなく、ご家族が納得し、心が穏やかでいられる供養が、きっと最善の供養です。

ご遺骨の供養先についてお迷いの方は、ぜひgoennのサービスやご相談窓口もご活用ください。
皆さまが後悔のない選択ができるよう、私たちもお手伝いいたします。

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